”吉泉”夏至の日の料理

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ちょうど、夏至の日にお食事を楽しませていただきました。

まず205番の市バス停留所「糺の森」で降り立つと、もう玄関先の道まで待ちうけの若い男氏さんが待って下さっています。

水が打たれた玄関先には青々と葵が植えられております。

玄関には袴姿の方がお迎えです。衣擦れの音が清々しくお部屋へ迎え入れられました。

そして入ったお部屋は空気の清涼感を感じ、お床には季節の掛け軸がかけてあります。

丁度梅雨の雨が降っている様の掛け軸が架かっておりました。いかにも雨が降っている表現には思わず見入ってしまいました。

 掛け軸の前には壷入れの挿花。これには紫の鉄線が入っておりました。

お床の右前には煙草盆、そして掛け軸の御名の箱書き。

左手の違い棚の上棚には香合が、下段には戎様がにこやかにお迎えして下さいました。

借景は世界遺産に登録されている下鴨神社のある「糺の森」の緑が新緑の緑が広がります。

部屋の設えは茶道のお持て成しと同じく、季節の細やかな最高のお持て成しを受けました。・・・私はおかみさんの凛として上品なお客様迎えの様に会わせていただく楽しみとお部屋の設えも大変に期待して伺わせて頂きます。

このお持て成しが解らず、只お皿の中の料理だけ~~~~と評価をされるのは、この「吉泉」は半分だけの評価になってしまいます。

そしてお料理です。・・・・・食材は関西ならではの鱧、そして六月解禁の鮎、旬の蛸(夏至には関西では蛸を食べる風習があります⇒蛸が八本の足でしっかり張り付く様に、稲も丁度根が張り付く頃なので、豊作を願っての事のようです。)

野菜では玉蜀黍、蚕豆と夏の食材満載でした。

==料理はご覧下さい。==

〇まず自家製梅酒。

①青々しい葵の葉が置かれた扇面の下には六種類のお料理が。

②ちょっと濃い味の前菜の後は、まことにクリーミーで優しい玉蜀黍の冷たいスープ。

③「椀物」はお床のお花の鉄線と同じく、鉄線の柄いきのお碗で蛸入りのしんじょうとふっくら旨みたっぷりに炊かれた椎茸でした。

④「お造り」は保津川に浮かんでる舟のような舟盛り・・の湯びきと〇〇(名前忘れました)。あしらいには花胡瓜と水前寺海苔。別皿に縁皮のポンズ和え。

⑤そしてまたまたの「お造り」は青竹に入れられた「」。まぁガラスの金模様素晴らしく、そこにみずみずしい青竹が藤の蔓でくくられておりました。蓋を開けると大きな柿の青葉の上に蛸のお造り。・・・吸盤は湯引きにされてコリコリと。足の皮はとられて芯の白い柔らかな身を生姜酢で頂きました。

⑥次には鮎の握り寿司、ほおずきの中にはゴリの甘辛煮

⑦鮎の骨せんべい

⑧〇〇筍と若芽の炊き合わせ

鮎の塩焼き、蓼酢添え・・並びにもう一尾は番茶の焦げ香りよろしく筒に入れられてのサービスです。・・丸ごと食す美味だったこと。

蚕豆と鯛の炊き込み飯

⑪香の物・・(1)胡瓜、キャベツ、青菜の浅漬け、昆布の佃煮

        (2)加賀胡瓜の丸漬け、古漬け

⑫甘夏のゼリー、コアントロー添え

⑬ライチ

⑭黄身餡入り柔らか餅のさんきらい包み・・・まぁ、、あの柔らかなお餅の作り方が知りたくて、知りたくて、、。美味でした。

⑮お抹茶・・お薄

でした。〆は葵模様の茶器にはお番茶。

おなかいっぱい、身も心も大満足でした。

いつもながらなのですが幸せをありがとうございます。