料亭「洲さき」の設え

img_6174.jpgimg_6182.jpgimg_6183.jpgimg_6184.jpgimg_6186.jpgimg_6200.jpgimg_6192.jpgimg_6201.jpgimg_6202.jpgimg_6236.jpgimg_6238.jpgimg_6206.jpg

夕方、玄関さきには打ち水がされ、私たちはすっきり迎えられるように暖簾をくぐりました。

そこには美しい着物姿の若い女性に迎えられました。

五月人形やのぼりとともにお花が飾られ、高い天井部分には鯉のぼりが、、。

非を打ちようがない素晴らしい設えの中で、やわらかな香りに包まれ、一階の角部屋へと通されました。

そこは手入れの行き届いた前栽が見え、灯篭には火がともされ、空気が透き通り、目に入る全てに透明感を持ち、広がりを持った言葉を失うくらいの日本の洗練された出迎え。

床の間の掛け軸は玄関で迎えてくれたあののぼりの絵図柄、、(これを聴くのを忘れてしまいました)もちろんのこと投げ入れのお花のすっきり止めてきれいに入っていたことでした。

私も実家で、母が人を出迎えるまでに前栽の草取りから玄関、離れ座敷、床の間、茶室、ダイニング、トイレ、リビングと、お花を四方に入れ、お茶の茶碗やお棗、お菓子の心つもり、お茶屋さんに電話してている姿とダブってその所作と心くばりが解り、それ故にご苦労が見え隠れするのでした。

頭が下がる徹底した出迎え、設えに、ただただ「感嘆」と共に、、「感謝」です。

京都の一流どころには、もっと「もてなし術」と言うものに傲慢さが見え隠れするのですが、この洲さきのおかみさんは有名人にも我々一般人にも同じ態度で接していてくださるに違いないと思いました。

すっとしていて、上品で清楚な美人。先ほどで迎えてくださったのがお嬢様だと分かって、さすが!!あの若いお母様にして、このお嬢様の立ち振る舞いにありきと、またまた感心!

・・洲さきのおかみさん、お嬢様ありがとうございました。 そのもてなしのご苦労をミジンも見せない素晴らしさ、上品さに、酔いしれました。