上方文化ルネサンス・浪花の食文化探訪セミナー

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7/9、大阪TORII HALLにて上記のセミナーが開催される事を知り、参加させていただき、大変興味深い内容で、堪能しました。

桂米團治さんと煎茶家元の佃一輝さんの対談形式で話が進んで行きました。佃さんの博学の上方食文化の話を米團治さんがうまく解りやすいように、ポイントポイントを笑いを混ぜながら、まとめてお話を進めて行かれる術にうっとり。一部は二人で懐石&会席料理の話。

二部はなにわ割烹にはなくてはならない「上野修三さん」を交えての出汁となにわ野菜のお話。=これは京都と大阪の出汁の違いを実際に試飲をさせていただき、違いがよく解りました。

京都の出汁⇒利尻昆布+鮪節・・公家文化で、静かであまり労働をしない文化に照準されている為、素材の持つ旨みを壊さないように、あっさり作り出された優しい出汁。

大阪の出汁⇒真昆布+鰹節・・・商人文化で、忙しく動く人々のために考え出された深みある出汁。塩で濃さを出すわけに行かなく、出汁を濃く取ることで二度美味しさを味わうことができるように自然と決まってきた出汁。

なにわ野菜毛馬胡瓜、玉造黒門白瓜、勝間(こつま)南瓜、水茄子、水茄子の原種の茄子を実際に見せていただき、それにまつわるお話に発展しました。

魚では夏の魚、鱧(はも)と鱸(すずき)

「鱧」の湯引きの芔川(きがわ)流を教えていただきました。

面白いセミナーであっと言う間の二時間でした。セミナー中、知っている板前さんが登場で驚いた事でした(@_@)!!^_^;!!

帰りにご一緒になった方と会場のすぐ近くにある大阪のきつねうどん(けつねうどん)、「今井」に行き、けつねうどんを賞味しました。

<追伸>・・・・ブログ更新が進んでいなくてご心配のお電話を、メールを頂戴しておりましたが、何かバタバタとしておりました。元気にしておりますので他事乍らご安心下さいませ。